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2017/01/14 02:29
お久しぶり、明けたわね。
2017年ねえ、平成29年よ。
小学生のときって大晦日とかお正月って一大イベントだったじゃない。そわそわして、0時過ぎまで起きてられることだけですごい特別感で。それがねえ、なんてことない1日で、年越した実感もなくなっちゃって。やあねえ。
17年の抱負は”黙していい女”
いいことも悪いこともなるべくぎゃあぎゃあ言わずにさらっとやって、聞かれて答えて初めて周りが驚くっていう一連の流れを体験してみたいわけよ。大体あたし、ことが終わるの待てずに0から10まで聞かれてもないのに話しちゃうのよね。みっともないわよねえ。
その分ここにグチったり、自慢しに来る予定だから
今年も気が向いたら付き合ってってちょうだい。
話題:ナンパ
で、本題なんだけど。
もう随分書いてなかったから色々あるんだけど、とりあえず前に書いてた逆ナンのお兄さんの話から片付けるわね。
ちょっと長くなる気がしてPCから更新するから読みにくかったらごめんなさいね。
12月あたまくらいにもっかい会うことになったの。
お兄さん転職活動中らしくてスーツでいらっしゃったのね、かなりガタイがいいからスリーピースのスーツがぱっつぱつで、身長も高いしで、たしかにかなり様にはなってるのよ。それにあたし自分の見た目のよさを自覚してる人は好きよ。
でもね、自分で自分のこと”見た目だけはいっちょまえなんやけどなあ”とか”まあ、見た目はいいの自覚してるし、それで得したことも多々あるしなあ”とかはね、言っちゃダメよ。驚くほど綺麗にドン引きしたわよ。
1軒目は中華で、2軒目にやっすいバーに行ったのね。
仕事辞めて転職活動中ってことは無職ってことじゃない?
それでもね、1回目に会ったときは前職の給料のよさを自慢したあとに、いかに貯金があるかをほのめかし、年下の女の子に払わせるわけないとまで豪語してたのよ。
それがよ、2回目には1軒目でほぼ割り勘だったのね。
なんかね、反省したわ。やっぱりあたしってやっすい女なのねえって。金欠なのもほんとなんでしょうけど、ほんの2回目でもう見栄を張る必要のない女って値付けされたってことじゃない。
もちろん、男が全額払うべきとも思わないのよ、ましてや付き合ってるわけでもないしね。
そういうことじゃなくて、もう奢ったり自分が無理してまで落としたい女ではなくなったってことじゃない。しかも、前回にあれだけ前フリしておいてよ。
全男性に当てはまるとは言わないけど、やっぱり自分にお金をかけてもらえるか否かはある程度自分への関心のバロメーターにもなると思うのよね。そういう意味では、そうさせられなかったあたしに落ち度があるんだけどね。
なんだかんだいい女ぶって書いたけど、要するに、1軒目会計の段階で
”まじか、ねえわあ。”って思ってたし
”かっこつかねえ男だな、口だけか”とも思って、結果
”ぜってえ指一本触らせねえ”って決心したの。
この段階で、もうかなり帰りたかったんだけど、さらにね追い打ちかけられるのよ、2軒目で。
前回もたかだか1つ歳が上なだけで、暴風警報出そうなほど先輩風ふかされまくって、結構きつかったのよ。
今回はね、ついにね、カバンから自己啓発本出してきて、いかに自分がこの本に影響と感銘を受け、自分が成長できたかを披露されたわ。あんなにも白目向きたくなる瞬間ってあるのね、びっくりしたわ。
交友関係とか親戚がいかにすごいかって話も過多だったことも踏まえると、他人のすごいを自分のすごいと勘違いしてしまう人なんでしょうね、きっと。
バーのマスターに可哀想にみたいな目でずっと見られてたんだけど、
”ちょっとくらい助ける素振り見せてもいいのでは” ってついつい関係ない人にまでイラついちゃうくらいだったわ。
もうね、笑顔で対応するのも限界で時々引き攣りながら話聞いてたの。やっと出ようかって雰囲気になって、
”帰れる!!!!!!!”って強く強く強く心でガッツポーズして、お会計見たら3000円くらいだったのね。あたしもお兄さんも大きいのしかなくて、1軒目のこともあったからもちろんお財布出して払う素振りは見せたものの
”さすがに払ってくれるか?”って期待するじゃない。
”とりあえず払っとくから、あとでコンビニで崩しいや”
ですって。
”もういい払わせてくれ、そして早く帰らせてくれ” って言う言葉を無表情で噛み殺して、一瞬でもこの人にときめいたりしてた自分に拳いれたくてたまらなくなったわ。
もう惨めさでいっぱいになりながら、店出てからも、サプライズの連続よ。
”あ、出しとくから、さっきの分払わんでいいよ”
”え?いや、いいよ、悪いし払うよ。崩してくるし(なに、こわい)”
”いやいや、そんな年下の女の子に払わすわけないやん”
”???(どういう情緒ならそんな発言ができるのか?明らかに今、このあとの下心と3000円を天秤にかけたよね?)”
”まあまあ、ここは年上に甘えときなさいよ”
”(こわい)ありがとうございます、ごちそうさまです”
”いえいえ、どういたしまして!”
”(なんでそんな誇らしげ?こわい)”
”終電まだあるやんね?ちょっとそこらへんで話そや”
”あー。(言い訳、言い訳、言い訳、言い訳)”
”あ、まだ飲み足りひん?どっか入る?”
”(これ以上この人とのことにお金払いたくない)いえ、話しましょう”
で、結局、くっそ寒い中、川沿いで話すことになったんだけど、もう明らかに色っぽい雰囲気に持っていこうとしてるのがつらくて。いっそ哀れな気持ちだったわ、お兄さんにも自分にも。
ただ、こんなドブみたいな気持ちにさせられた上、相手の望んだ形になるなんて自害するくらい嫌だったから、ことごとく会話の腰を折っては棄て折っては棄てってしてたのね。そしたら、もう回りくどいの疲れたんでしょうね、流れも何もガン無視で急にキス顔が近づいてきたのよ。本気で馬鹿かと思ったし、気持ちわるいことこの上なかったわ。おもっきり手で制止したら
”え?キスあかんかんじ?”だなんて、一周回って笑っちゃうじゃない。ここまできたら、あたしの女子会(笑)での鉄板トークに昇華されるし、よかったかなとも思えたわ。
拒否後も一応そこそこに話して、やっと解散よ。
だめだわ、あたしに見る目がないことは2016年でおそろしいほどに実感したわ。もう逆ナンなんて、あたしのこのクソみたいな感性に頼ったことは二度としでかさないわ、2017年。