そうじのじかん
今日は部活で試合形式をやるみたいな感じで
空手部のわたくしとЯくんは渋ってたわけです
「あたし奴とやりたくないんだよねー」
「あぁ...めっちゃ気ぃ使ってるよな」
「わかる...?笑」
「前試合やったときにおまえ蹴り入れたじゃん?めっちゃ綺麗に入った!って思ったら倒れて、えっ?あれで?ってなったし。その後も機嫌悪くて大変そうだったな 汗」
なんだ わかっててくれてたのかよ
「なんか色々たまってるでしょ?」
なんか ほんと 感謝っていうか
なんというか...
「わかってくれる人がいるだけで充分だよ」
てかなんで話しかけたんだろ あたし。
グズグズ言ってた独り言に珍しく反応してくれたからか?
なんかだめだなー
最近なんとも思ってなくていい感じに忘れられんじゃね?みたいな感じだったのにさ
なんで優しくするんだよ
くそ
はあ...
やっぱ〇〇さん達に話すべきか
今の状況
過去
裏のあたし
なんか自分自身が重たい
結果 団体組手優勝しました
全中制覇したんだから勝って当たり前だけど。
決勝、あたしは引き分けてしまった
あたしは勝たなきゃいけない役割だったのに。
確かに。
あたしは3人制の団体組手に出た者として
先方としてあの組手は正しかったのかもしれない。
個人の組手としては納得がいかないけど、充分に団体としてはそれらしい組手をしたんだなと思った。
でも監督との約束を破ってしまった。
あたしは勝たなきゃいけなかった。
それは全中予選の時から監督と約束してたことだから
最後の最後にこんなのは納得いかないんだよ。
くやしい。
寮に帰って先輩たちがいて
話してたら泣いちゃって
なんかごめんなさい
結果オーライじゃんて
そうだけどさ、引き分けるような相手じゃなかったのに
監督との約束も破ってしまって
どうしようもない悲しみとか悔しさが
〇〇さんの顔見たら溢れちゃって
涙止まらなくて
情けないな あたし
でっかい体してさ
ちいさい〇〇さんに慰めてもらって
甘えてさ だめじゃん
あたしのヒーローは優しい人すぎてつい甘えすぎてしまう
ははっ
やっぱ好きだなあ...先輩たち!