何か間違ってる。
勘違いしてる部分というか、飲み込めてない部分がある気がする。
【確認】
*生田目にはアリバイがある→いくら『テレビに入れる』という方法があっても、直接山野アナと会わなければ実行できない
*生田目には山野アナをテレビに入れる動機がない
やっぱり、町ですれ違った時の生田目の様子を見て、あの人が山野アナを手にかけたとはどうしても思えない。
少なくとも山野アナだけはないと、俺は思う。
証拠はないし勘だから、みんなに上手く伝えられるかはわからないけど。
【もう一人の生田目】
生田目のシャドウは倒した…けど、直斗の言うとおり、生田目は「もう一人の自分と向き合わなかった」。
そういえば生田目の時は、陽介たちの時と違った。
いつもなら、「もう一人の自分」と対峙して、その存在を拒むことで「もう一人の自分」が暴走して、強い力を持つシャドウになる。
それを倒して、本人が「これも自分だ」と認めることで「シャドウ」が「ペルソナ」になる。
生田目の時は、いきなりシャドウが現れた。
それを倒しても、生田目はペルソナを得ることはなかった。
生田目が「もう一人の自分」を受け入れられなかったから、それがテレビの中に残ってしまったということなのか…。
【生田目の本音】
*シャドウの言葉は本人の本音の「すべてではない」
これを俺たちは知ってるはずだ
今日のマヨナカテレビに映ったもう一人の生田目の言葉が、生田目自身の考えすべてだとは思えない。
「救済」という言葉の意味を、俺たちはちゃんと生田目に聞かなくてはいけない。
生田目は「救済に失敗した」と言った。
菜々子はあの時心肺停止だったんだ。それを指して失敗と言ったのなら、生田目の言う「救済」は「人の命を救うこと」だったのかもしれない。
ただ、もしあの生田目が菜々子の状態を知り得なかったのであれば、菜々子を俺たちが助けたことを「失敗」と言ってるのかもしれないけど…。
どちらにしろ本人に聞くべき。
【気になること】
*誰かがテレビに入る前に出てくるぼんやりした映像は一体何なんだろう?
はっきりした姿は「もう一人のその人」なんだろうけど。
誰もテレビに入っていない状態の時に映るのは、誰かのシャドウではないんだと思う。
なのに、これからテレビに入る人の姿が映る。
ずっと不思議だった。
*生田目はテレビに入っていないのにマヨナカテレビに、ぼんやりではなく鮮明な姿で映し出された。言葉も聞こえた。
これがすごく気になる。
生田目だけ特殊な例なんだろうか。
【気になること2】
*生田目は「テレビに入れる力をどこで得たのか」
*生田目は「テレビに入っても自分のシャドウと向き合わなかった」
テレビには誰でも入れるものじゃない。当たり前だ。
でもペルソナを使える俺たち特捜隊の人間と、元々向こうの世界にいたクマは出入りできる。
★仮定★
クマを除けば、ペルソナを使える、もしくはシャドウを受け入れた人間が自分の意志でテレビに出入りできるようになる?
あれ?
他の人の時と違うなと思ったけど、もう一人、シャドウと向き合わなかった人を知ってる。
最初からテレビに入ることができた人も知ってる。
俺だ。
【ずれてきた気がする】
*今はそこじゃないかな。
【仕切り直し/聞くべきことの確認】
*生田目の「救済」の意味/生かすことか、奪うことかはわからないけど、どちらにしろ生田目にとって「救済」=「テレビに入れる」こと?
*なぜそれが「救済」であると思ったのか
【まだモヤモヤする】
*見落としてることがまだある気がする。
ちょっと休憩。
陽介からもクマからも連絡がないな。
もうみつかって、遅い時間だからメールも遠慮してる、とかならいいけど。