私は歌を唄う為に生まれた小鳥です




きれいな青空を自由に飛び回る
真っ白な羽根を失っても



愛する色とりどりの花たちを
小さな瞳に映せなくても



透き通った風で揺らぐ葉音を
もう二度と聴けなくても




それでも私は歌を唄うことが出来るのです




この碧い世界で
小さな小さな存在かもしれない
小さな小さな声かもしれないけど




あなたが少しだけでも耳を傾けて聴いてくれたら

それが私の幸せです





私は唄えていますか


もう自分の声すら忘れてしまったけれど

けして上手くはないかもしれないけど





私の心を音に乗せて





私は声を失うまで唄い続けるでしょう