2018.8.5 [Sun]
上空 1
王国の領土上空
王の配下の翼人が見回り中
空中浮揚の魔法を使って上空にいる魔術師と遭遇した
翼人
「なぜお前がここにいる?」
魔術師
「この辺りの地形を把握しておきたいからだ」
……
翼人
「(やつは今一つ信用できない。それとも、俺の考えすぎか)」
魔術師
「(まずは彼らに信用されないといけないようだ)」
2018.8.5 [Sun]
陰で動く者の独白
「この地には王が必要だ。民の支持を集める王が…」
……
「あの人物なら、きっと」
2018.8.1 [Wed]
作者つぶやき
文章にしてみると思うけど、
魔術師も王も少女もキャラが立ってるなー。
元々、全部のキャラをしっかり立てることを意識して
キャラを作っていたんだけど。
この文章はあるところで書いていたものの続き。
リハビリも兼ねて書いています。
2018.7.31 [Tue]
敵はどこに
しかし、意外にも少女は起き上がった。
「敵兵……こちらを狙っている」
負傷した様子すらなく、平然としている。
魔術師は驚いた。
確かに先ほどの攻撃を受けて倒れたはずだ。
だが目の前の少女は、顎の辺りで切り揃えたまっすぐな黒髪が
倒れたはずみに乱れた以外は、至って平気な顔をしている。
少女が着ている黒いワンピースの胸の一部分が破れていた。
先ほどの攻撃魔法が当たりはしたが、何らかの方法で防いだようだ。
魔術師の判断は早かった。
少女が生きているなら、人数に加えて作戦を立てるまでだ。
「防御魔法は私が張る。それと、索敵と反撃だな」
「多分向こうから撃ってきた」
撃たれた胸を手で押さえながら、ある方向を少女が目で示す。
枝葉を繁らせた木々がある、身を潜めるのに好都合な場所を――。
2018.7.31 [Tue]
戦場の非情
魔術師は倒れた少女よりも、
どこかで自分を狙っているはずの敵にまず意識を向けた。
今の狙撃には、防御なしで受ければ人を殺せるだけの威力が籠っていた。
あの少女は、「戦いは得意ではない」と自分でも言っていた。
先日の戦でも目立つ動きをしていた様子はない。
さして高い戦闘能力も持たない兵士。
それが先ほどの攻撃をまともに受けた。
おそらくもう生きてはいないだろう。
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