野球が優れてるのは
選手の能力がほぼ的確に
成績に反映出来るところ
100年前の選手でも
残ってる数字ですげーすげー言える
しかも目的に応じて
様々な指標を作る事が出来る
まだまだマイナーな指標だけど
OPSは優秀な指標だと思う
フォアボールを選べて長打も打てる選手を判断する指標
打者としてのチームへの貢献度を表す
計算の仕方は長打率+出塁率
基準は
0.700 標準
0.800 優秀
0.900 一流
1.000〜 バケモノ
ちなみに
長打率:
1打数当たりの塁打の期待値。
1塁打、2塁打、3塁打、本塁打。
例とすると、
4打数1安打(1塁打)の長打率は
1÷4=0.25
4打数1安打(2塁打)は
2÷4=0.5
出塁率:1打席当たりで出塁する確率
計
(ヒット+四死球)÷打席数
例とすると、
ヒット100本、四死球20個、打席400回の場合
(100+20)÷400=0.3
て事で出塁率は3割
打率って有名な指標があるね。
これには欠陥がある
それはシングルヒットも本塁打も
ヒット1本に数えられること
比較してみる
2004年イチローとバリー・ボンズ
ちなみにイチローはこの年262安打して
年間安打数の世界記録作った
打率
イチロー .372
バリー・ボンズ .362
どちらも化け物じみた成績
しかしイチローが優っている
では肝心の、
OPS
イチロー .869
バリー・ボンズ 1.422
!?
おかしい
0.8で優秀、1.0で化け物である指標で
1.422
なぜこんな結果が生まれてしまうのか…
成績を紐解いてみる
打席 617
打数 373
ここからおかしい
打席はバッターボックスに立った回数。
打数は打席から四死球と犠打を引いた数。
この年のイチローの打数が704だから
ボンズの異常な打数の少なさが読み取れる
と言うことは、
四死球(フォアボール+デッドボール)
232個
おかしい
ちなみに断トツのメジャー記録。
ピッチャーが勝負を避け続けた為に
この様な数字になってしまった
すると…
出塁率 .609
おかしい
断トツのメジャー記録。
5打席に3回の確率で出塁するきちがい
極端な比較だったけど、
チームの得点に大きく影響を及ぼす打者は
打率が低いバリー・ボンズだった
この比較は打者オンリーの比較だったけど、
走攻守トータルで見た全盛期のイチローは
メジャーでも最高レベルだった
でもそんな歴代最高レベルの打者達でも
達成出来なかった指標の基準がある
長打率 1.0超え
最高記録が、
ホームラン73本打った年のバリー・ボンズで
.863
長打率1.0超えというのは、
打数 < 塁打ということ。
つまり…
毎打数でシングルヒットを打つのと同意!
こんなロマンしかない選手を
死ぬまでに見てみたい