ひたすらクラゲを眺めて、呼び慣れた名前を頭の中で反芻して

いろんなことを思い出しながら

ああ、私幸せだったな。
大事にされてたな。

と思えたから良しとします。


毒を盛って毒を制す!
クラゲに毒気を抜かれたような感じがしました。


憑き物が落ちたというか、寂しさや不安もどこかにいってしまった。


クラゲ、嫌いだったはずなのにこんなに大好きになってた。


何度もミズクラゲのブースに戻ってじっと見てるくらいには。


いったりきたりして、
恋人たちのためにと用意された椅子を一人で
陣取ってガン見してました。たまに気ぃきかせてペンギンを観に行って
席があいたらまた陣取って…


あと、入り口近くにあったライトアップで赤や紫や白に色が変わるミズクラゲが幻想的でした。


でかいのだと丸いわっかが5つ見えたりして

ふよふよ浮いていて
触手もちゃんとあって


あんなに間近で観たのは初めてで不覚にも泣きそうになりました。


隣にスーツ姿のカップルがいて、仕事終わりにこれたら最高のストレス解消だろうな…と

彼が、落ち着ける場所が近くにあってよかったと思いました。仕事終わりに女の子と一緒にきて、人生について語り合う。そんな場面が想像できたので、

隣にいるのが私じゃなくてもいいやと思いました。今度こそ、ゆっくりのんびりする時間あるといいね。んでもって、女の子を不安にさせちゃダメだぞ!



ミズクラゲのおかげで
やっとそこまで考えられるようになった。


好きな人の幸せと自分の幸せはやっぱり違うもんね。気持ち押し付けて、先走って焦ってひとりで空回って


今回のことで、自分が
いかに自制心のないダメな人間かよくわかりました。



でも、クラゲのおかげですっきりしたし、得るものもたくさんあったから私、バレンタインに思い切って良かったなって。


首都高より都内のほうが運転怖かった。
六車線パナイのう!

初心者マーク準備しておけばよかった。

みんな運転うまいから、私が多少変なことしてもよけてくれる。


事故らなかったのが奇跡だと思う。


携帯のナビがおいつかなくて都心から抜け出すのに一時間近く費やした。


駐車場料金七千円!
しかも千円札しかいれられない!コンビニに二回戻って両替してもらった残念な人は私です。


もう一人会う予定だった知り合いの女の子とも会えなかったし(朝方まで仕事だったから寝てたそうな。電話であとから話しました。)


私は、クラゲとペンギンに会いにいったんだと
思います。


今度は山形のクラゲ専門の水族館に行ってみたいです。ここにはハナガサクラゲもいるそうな。

海月姫でウェディングドレスみたいだと称されていたハナガサクラゲ。


私はクラゲに恋をしました。愛でたい。