娘の 引っ越し


大家さんが意地悪な人でとうとう、娘は引っ越しすることになった

アパートの通路の外灯も直してくれないし、割愛するが大家の仕事をしない人だ

引っ越しと言っても私と同じ市内で探している

引っ越しは来年1月になるだろう

よいところが見つかるように願うばかりだ

今の家は古いが広さだけはあるので、きぃちゃんが不自由しないように、一定の広さは確保したいと話し合っている


暮れに引っ越し先探しなんてしたくないが

致し方ない


偏屈な大家は換気扇も直してくれない


大家よ さらば




宝石が 泥棒


私は 宝飾品が好きで

知らず知らず 集めてしまった


長い間働いてきたが
ボーナスをつぎ込んで来た


今となって後悔しきりなのだが

既に 遅い


また 宝石は独身の私の 慰めともなってくれている


両手に シックに煌めく宝石を見ていると
時の経つのも忘れる

指先を見て勇気を


明日に立ち向かう勇気をもらうのだ




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