mblg.tv
(前略)日本がアメリカの資産を買いまくることができるようになったのは、プラザ合意によって人為的に急激な円高ドル安を進めた結果にほかならない。それは輸出で黒字を稼ぎまくる日本を円高によって懲罰するためにアメリカ政府が立案した戦略だった。
アメリカは、自分が蒔いた種で将来『母親を売る』はめになるとは思いもよらなかったのだろうか。イランを叩くために自らイラクに軍事支援をしておきながら、イラクが強くなり過ぎたことに気づくと慌てて戦争を仕掛けて潰しにかかる。あとさきのことを考えずに短絡的な行動に出ては将来に禍根を残す愚行を繰り返すのが、この国の習い性のようだ。
だが、他国の浅はかさを笑っている場合ではない。わたしたち日本人も、喉元過ぎると熱さを忘れてしまい、歴史から教訓を学ぶことが少ないような気がする。また、目の前の課題を処理するのに忙しいあまり、長期的な視点から大きな流れをじっくり見極めたりする時間がない。毎日膨大な情報が押し寄せてくる。済んだことにいちいちかかずらっていたら時代の波に乗り遅れてしまう。(中略)歴史をきちんと検証しておかないと、とんでもない思い違いをしたまま、いつまでも致命的な判断ミスを繰り返すことになりはしまいか。
トマス・W・ザイラー教授の『ビジネスは戦争』という過激な論文が収録されている『日米戦後関係史 パートナーシップ1951‐2001』という本は、『A50実行委員会』という組織がプロジェクトとしてまとめたものだ。
この組織はサンフランシスコ講和条約締結50周年をお祝いして、『アメリカおよびアメリカ国民が差しのべてくれた支援に対して日本国民てしての謝意をきちんとしたかたちで表明』するために、日本の民間有志が立ち上がった草の根運動だと紹介されている。ちなみに、『A50』の『A』というのは『アメリカのA』、『アプリシエーション(感謝)のA』、『ありがとうのA』だそうだ。/関岡英之



どの国も国益重視なのだが、特にアメリカ(の一部の富裕層)は自国の為なら他国の奴らなんざぁどうでもいいのが判るね。それなのに『感謝』だってよ。そりゃ日本人は舐められますわな。舐められない為には、早く核武装しようぜってのが、結局結論になっちまうんだよね。非核三原則?鼻で笑われるわw