ほんとに書きたいとこだけ。
十云年前は小説の真似事もしてたけど、ていうかSSしか書いてなかったけど、私にゃ文才はない。
というか発想力がないからシチュエーションとか話の組み立てが疎い。プロットかけない。
まず私がしたこと、それはネット検索だ。
いちばんに松/下洋子先生、峰倉/かず/や先生、石/田/衣/良先生と調べていき、思い付くかぎり漫画家さんや作家さんを打ち込んでいく。
結果、似た名前の方を発見できたり、まったくヒットしなくて涙をのんだりした。
だって本がないと私、生きていけない。なんなら私の青春だったBLゲーもないと泣いてしまう。それ僕、マイナーだって言わないで。
と、一喜一憂しながら最後の最後に調べた、私のバイブル春抱き作者の新/田/佑/克先生。
いらっしゃいました。この世界にも私の神はいらした。
春抱きがあって、よかったわたしはここで生きて行けます、とホッとしすぎて泣いた。
が、さっき調べた中で、見つからなかったタシケととがし。愛のあまり呼びすて。類似すらなかった。本当の意味で泣いた。
あと、青山先生は見つからなかったけど、逆にいらっしゃったら驚いていただろう。ヤイバとか書いてらっしゃるのかな、こなん、キッドはないだろうし。もしいらしたら。
とそうではなく、タシケととがしがいないのだ。
なんてこった。
私はもうあの王子様たちに会えないのか、私をオタクにした真っ赤な髪の緒方さん、じゃなくて、きつねさんにも会えないのか、と涙したのもつかの間、私はある可能性に思い至りハッとした。
事の真偽を確かめるべく、また画面を開く。
検索ワードを入力する指が震える。
もしかしてもしかしたら、あるんじゃないだろうか、あの学校。
せ、青春学園、あ、やばい、あった。ひえ。まじか。ひ、氷帝学園、あ、あった。四天宝寺、ある。立海、もういいや。
可能性が確定に変わって、うわー、と天を仰いでしまったのは致し方ないと思う。
ただ、ここまではまだいいのだ。ここまでは。
テニスな王子様は、いくら超人テニスをしようと人間なのだから。
ほんちゃんはこっちだよ、と、怖くて後回しにした蟲寄市を調べてみる。
ちょっと待ってくれ。ちょっと待とう。うん。
うん。ありますね?蟲寄市。あらやだしかもここから近い。うそやん。
まあもしかしたら違う蟲寄市かもしれないし、と一縷の望みをかけ主人公の中学校の名前を検索。
目を覆ってしまった。いやです嘘だと言って。ヒットしないで。もう本当に確定です。
ここ、魔界の穴が開いちゃったり、魔族大隔世があったりする世界線です。
うそだろ、どんなクロスオーバーよ???
というか、この世界の想像主は少年漫画が好きすぎないか?
やけくそで検索したハンター試験と並森中学はなかった。よかった。
よし良いことから考えよう。もしかしたらリアルに超人テニスな王子様を見られるかもしれない。
うん、すばらしいね。
そうだよな、車もウィリー走行するし、観覧車の上で殴り合いする世界観だもんな。
五感奪われたり、コート外までふっとばされることもあるでしょう。そうですね。一人で納得。
だがしかし、魔族はあかんやろ。魔界はあかんやろ。E級?D級?妖怪はあかんやろ。あかん。
私って魔力とか霊力あるのかしら。いやたぶんない。だってモブですしおすし。
多重クロスオーバーするなら、なんでスポーツでまとめてくれなかったのだよ。
テニスときたらバスケだろ。私は高尾に会いたかったよ。
蔵馬も幽助も大好きだけど、妖怪こわい。生死の危機。
っていう原作知識ありの、観覧車が転がる世界に来たと思ったのに、まさかの多重クロスオーバーだった夢主の話が読みたいです。まる。