関東の大学対抗で競う「箱根駅伝」は、3日、復路のレースが行われ、2日の往路で3位だった駒沢大が最終の10区で逆転し、13年ぶりの総合優勝を果たしました。


3日の復路は、神奈川県箱根町から東京 大手町までの5つの区間、109.6キロのコースで争われ、4回目の出場で初めて2日の往路を制した創価大が、2位の東洋大に2分以上の差をつけてスタートしました。

創価大は9区までリードを保つと、最終の10区には2位の駒沢大に3分以上の差をつけてたすきを渡しました。

しかし、10区ではペースを落とした創価大に対し、駒沢大の石川拓慎選手が追い上げを見せ、残り2キロ手前で追いつくと、すぐに創価大を抜きさって逆転しました。




駒沢大は2位に52秒の差をつけて10時間56分04秒でフィニッシュし、2008年以来、13年ぶり7回目の総合優勝を果たしました。

2位は往路で優勝した創価大、3位は東洋大でした。

復路の優勝は青山学院大で、往路の12位から総合4位に順位を上げました。復路の2位は総合優勝の駒沢大、復路の3位は往路で19位だった中央大でした。

ことしで97回目となる「箱根駅伝」は、新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、沿道での応援を控えるよう主催者が呼びかける中、オープン参加の関東学生連合を含む21チームが出場しました。