半分は全く信じてないけど半分は全力で信じるスタンスなので
信仰する神宮がある
その神宮は神様に備えたお下がりの塩を売ってて、ほーん、みたいな気分で買っていたのだ。何故なら塩収集家なので
当初はコレクション感覚だったがなんか効果あることが色々あって、必ず一つストックしてた
その色々の中でも一番の話をば

ある病院のコンビニに夜勤で応募し合格した
が、その日から妙に体調不良が続き、出勤日には熱が出てまともに働けない
それでもなんとか研修を終えて深夜で働こうと言う時に、38度を越える高熱が出た
そこで漸く、これは働いてはならないと言うお達しでは、と至り即座に辞めた
熱は36度台と38度台を行ったり来たり
しかし全く辛くなく足元もふらつく様子がない。ただ少し夢見心地だった
その上妙に風呂に入りたい。神宮の塩を入れた風呂にだ
これはもしや何かに憑かれたのではないか
突拍子がないが、自然とそう思った
母親が止めるので、せめて熱が下がったら、と言うことにした
が、そう決めてからどんどんと熱が上がりだした
これは嫌がらせをされてるな、と思い、39.6の熱だが風呂に入った
本来なら塩風呂に入った後はシャワーを頭から被るのだが、頭から塩風呂のお湯を被って出た
一段落して寝転がった瞬間、強烈な吐き気を催す
幸いにも大して無かった胃の中身を全て吐き出す頃には、すっかりと体調が悪くなっていた
熱は風呂に入る前と変わらないのに、辛くて辛くて仕方ない
結局一晩中赤黒い顔で高熱に魘され、うつらうつらと過ごし
朝日が昇る頃には、綺麗さっぱり体調は戻っていた

この後リンゴ食べたら食欲も戻ってウインナー食ってる
結局何に憑かれたかは解らないけど魘されながら見たのは皮を剥がれてる動物?と、頭のないプラナリアだかヒルだかみたいななんか
高熱出て神宮の塩風呂入ったら一晩で体調良くなるは流石にオカ板載せれると思うんだがどうだろう