若い方はあまり知らないかもしれませんが、昔の看護師は看護婦という呼び名の定着からも分かるように、女性の看護師がほとんどでした。
しかし今日ではどこでも看護師の名称が使われ、男性が働くことも珍しくありません。
看護師に求められる能力を考えてみると、看護師に関する変化は、時代の流れとして自然なものだと言えます。
女性的な優しさも大切ですが、現場での判断力や瞬発力、体力の強さなども、看護師に求められる要素だといえるでしょう。
一般的に、病院は症状によっていくつかの科に分けられていますが、配属された科の診療内容によって、看護技術や処置の方法が変わってくるのです。
ローテーション研修は他部署のケアを学び看護技術を修得できる絶好の機会です。
また、看護師として全体的なものの見方が出来るようになり、知識を深められるでしょう。
看護師としての今後を思い描くことに繋がりますし、新人看護師の前向きな気持ちも湧いてきます。
数年ほど、看護師として働いているのですが、思ったことは、一般に看護師は喫煙率がすごく高く、またアルコールを飲む習慣を持つ人の割合も高いです。
喫煙者が肩身の狭い思いをするような世の中になってきて、喫煙する看護時は減少の傾向にあるのですが、別の業界と比べてみたら、きっとまだまだ高い喫煙率を示すでしょう。
それから、たまにあるお酒の席などで見られる、看護師たちの酔い方、といいますか、酔態は堂に入っているといいますか、少なくとも白衣の天使というイメージは皆無です。
とは言え、こうした醜態も日頃から仕事で抱え込んだストレスのせいだとも理解できますので、そうやって発散できるのなら、それでいいと思います。
ただ、健康には気をつけてほしいです。
入院設備のある病院に看護師として勤務するときには、基本的に夜勤は必ず付いてきますので、育児との両立を目指す看護師にとってかなりの悩みどころとなっている場合が多いです。
子供が小学校に入るまでならば数は少ないですが、24時間保育に対応しているような保育所に預けたり、病院に託児室があるのなら、そちらを使うということもできます。
それでも、小学校入学を機に、一気に対応してくれる預け先が少なくなってしまうということが問題として浮上します。
ですから、看護師の中でもパートの勤務に変えていくという方もかなりの割合で存在しています。
看護師の勉強をするための学校には大学と専門学校があり、いずれかを選択することになります。
大学の特色は何かというと最先端医療の知識など高度な技術に触れることができることや、一般教養科目によって、さらに幅広い見識を深められるという点にあります。
その一方で、専門学校の場合はどうでしょうか。
専門学校では、実習が多いので実践的なことを学ぶ機会に恵まれており、そういった経験を生かして即戦力になれます。
さらに学費に関していえば専門学校に支払わなければならない学費は、大学のおよそ十分の一となっています。