高校進学の際に衛生看護科で勉強を始めると、国家試験の受験資格を得るのが他の方法よりも早いので、最も早く看護師として働けるようになるでしょう。
ただ、途中で進路変更を考えても変更するのは大変です。
また、受験資格を得るまでには、最低5年でいいのですが期間が短いので勉強や実習に充てる絶対量が足りずに合格するのが難しいともいえます。
特に、看護師の勤務形態と労働時間について言えることですが、実際のところは、意外に時間の調整はやり易いようになっています。
他のスタッフとの兼ね合い、つまりシフトの状態に左右されますが、休暇を時間単位でとる、いわゆる時間休も比較的とりやすいため、育児中であっても大きな負担を感じずに働くことが可能である、とされます。
子供がいることで、予定外の急用ができたりと休みや早退もありがちなのですが、それでも都合をつけながら、やっていくことができているのは、時間調整しやすい働き方による、というのが大きいようです。
なお他業種同様、8時間勤務が基本です。
看護師は他人の健康や時には生命に関わる仕事であり、緊張の糸を切らすことがなかなかできず、そうしたことにより大抵、大きなストレスを感じることになるはずです。
つまりこの仕事は、体力的につらい面に加えて、メンタル面にもつらい部分があると言えます。
ストレスを和らげ、自らをケアする手段を知り、実行しているかということも、看護師であり続けるためには重要視した方が良いようです。
キャリアアップを志して転職する看護師も少なくありません。
スキルを高めることで、高収入を得ることも可能です。
職場によって看護師の行う仕事は異なるため、自分に合う職場を探すことも大切でしょう。
内科の外来が合うと思える人もいれば、特養が合うという人も存在するので、進んで転職するのも良いかもしれません。
専門職だけあって、看護師という仕事についていると、景気に左右されることなく、いつでも求人があるという強みがあり、転職もしやすいです。
引っ越し、結婚、出産という類の単に私事からの転職もよくあるものの、転職する人の中には、看護師としてもっとスキルを磨きたいがために、転職を望む場合も少なくありません。
転職を希望する理由がそうしたものであるなら、かなり具体性のある志望動機を持ちましょう。
でないと、志望した病院に、断られてしまうこともあり得ます。
なるべくなら、特定の科で看護のスペシャリストを目指すための経験を積みたい、小規模な病院では引き受けることのない、高難度の治療に関与したい、など志望動機のアグレッシブさをアピールできると良いかもしれません。