ノイローゼになって登校拒否したんだけど
担任様毎日うちに通ってきてな。
おふくろは絶賛統合失調症かかりたてだったからメンタルよわよわで担任様にほだされてなあ…
会わない、嫌だって言ってんのに「折角来てくれはったんやから会いぃや」って鍵かけた扉の前で担任様が来る度訴えてきた。
流石におふくろも家庭環境最悪だったから担任様家にあげはしなかったけど。
多分家庭環境良かったら自室の前まで来させたし私が出てくるまで待っただろうな。確信がある。妄想なら私達は問題児に仕立て上げられてない。
田舎って家広いからさ、広い玄関でおふくろと担任様が長々話してるの。ほだされてくのよ、頼れないけど唯一信用してる母親が。
おふくろの統合失調症発症で疲れてる家庭内まで土足で入ってくる担任様が、侵食するバイオに見えてたよ。
それ止めたくてねー…馬鹿だし追い詰められてるしで選択肢、部屋から出るしか浮かばなかったわ。
殺気と怒気を抑えてたけど不機嫌全開で対峙した。
「あっワイさ〜ん」
「ああ、アンタ来たんっ」
「なんで来たんですか」
「アンタ先生が折角来てくれはったのに」
「良いんですっ！…ごめんねワイさん
先生どうしてもワイさんが心配で…学校来なよワイさん」
「嫌だ」
「なんで？やっぱり苛められたから？話聞いたよ、苛められてたんでしょう？どうして相談してくれなかったの？」
「言いましたけど…」
「えー？いつ？」
「昼休みに」
「えっ嘘〜いつの？」
「覚えてないならもういいです。帰ってください」
「先生になんてこと言うねんアンタ
すいませんねぇ…」
「いえいえ、大丈夫ですから…
ワイさん、学校なんで来ないの？
m(苛めてきた生徒)さんには先生からしっかり言っておいたから、大丈夫だよ、なにも怖いことなんかないよ」
「そうですか。分かりました」
「うん、勉強も遅れちゃうし。
今ならまだ間に合うし、先生が見てあげるから、ね？学校行こ？」
「嫌です」
「そんなこと言わないで、」
「行きたくなったら行きます。
帰ってください」
「折角来たんだから先生ともっと話そうよ」
「嫌だ」
「アンタはもお〜
担任先生忙しいなか来てくれはったんやで？」
「あっそう
じゃあどうぞ帰ってください。忙しいのに来る必要ないです」
「そんなこと言わないでぇ
なんでそんな先生のこと嫌がるのお？」
「嫌だからですけど
いいから
帰れ」
「ワイっ！」
「(仕方ない生徒を見る眼差しと微笑みとため息)…また来るねぇ」
「二度と来るな。来ないでください。」
嫌なことはよく覚えてるたちだから概ねこれで合ってる。上記は部屋から顔だした初回。
以後似たやり取りが毎日延々と続いた。
端的に言えば担任様に私はストーカーされてた。
まあ、ほら、警察がストーカーしたらもう誰も頼れないじゃん。
中学一年生にとったら学校の先生がそれだと大分終わりよ。
学校の先生がストーカーになってしかも家庭環境オワコンだともう、なんだ、ノイローゼと酷い鬱になってなあ
死ぬのが今も怖いけど、あの時は本当に死んでしまおうかと思った。
当時はともかく担任様が嫌、疲れる、としか認識してなくて、嫌いとかストーカーとかまでは思考が至ってなくて。
分かりやすい悪である父親と金銭のなさと苛めを自覚上の理由に自殺考えたし、この怖がりが自殺未遂したよ。未遂も未遂だったが。
13才をノイローゼになるほど追い詰めるな、と、今なら分かるけどねえ…
まあ、実際父親と貧困が理由も嘘ではなかったけど
苛めも、まあ、嘘ではなかったかな。
目に直でエイトフォーぶっかけられたのが最大のしんどかったこと。まあその程度の苛めだったから自殺の理由としてはあんまり割合無かったかも。
自殺チャレンジの時も苛めっ子がちらつきはしたけど憎いとかは思わなかったな。ちょっと困れば良いなあ、位。
私が死んで食費浮けば良いとか、父親が近所の人に悪く言われれば良いとか、これを機におふくろ離婚してくれたらとか、担任様が記者会見で責められる妄想で楽しくなりながらチャレンジした。未遂になった。失敗した。
鬱の奴自殺すようとするぢゃん？
わいもしようとしたけど未遂したぢゃん？
じゃあ社会的に死を迎えようと思ってな。
思い付いたらすごく楽しい気持ちになって、それってすっごく良いなあって思って…頭ぱんぱかぱーんだよ。思考とか理性がくたばって衝動と感情論だけだったね。
ついで程度だけどちょっと残った思考回路が、面倒ってだけで登校拒否してるだけだしなあ…クラスメイトにからかわれるの…も、平気っぽいな。授業付いてけないのもいーし。ほんと面倒ってだけならここらで復学しないともう機会ないぞ、面倒なだけだろ。って思った。なにがそんなにも面倒かまではその頃は認識出来ないままだったけど。担任様の面倒さすらその程度、と思い込んでた。
で、文化祭の日(11月半ば)に登校再開した。
担任様の画策で前方の扉に集合したクラスメイト全員に拍手されながら迎えられたよ。
お前私が気弱な性格故のガチの登校拒否児ならこれでまた引きこもるとか考えらんないかね担任様よ、とは思った。
…考えらんないからめんどくて愚か者で最低だった訳だけどね、あの人。
合唱口パク参加して、担任様に会いたくないから次の日以降保健室登校で学校行った。
保健室登校って言っても実際は家庭科準備室だったけど。
でも、ど田舎の学校で登校拒否児童が出たって相当問題だったらしくてな。
他の先生達も事態を重く見て、一応調査してくれたり、私に事情聞いてくれたりした。
結果、追い回しの際に間借りしてたのが保健室の相談コーナーだったことから保健室の先生が恐らく証言してくれたのと、私自身の登校拒否以前及び以後の証言から、登校拒否の理由は複数あるが一つには担任様が過剰接触したから、と認められたらしく。
保健室登校してる間担任様は一切会いに来なかった。来るのは保健室の先生だけだった。
恐らく、来れなかったんだと思う。
他の先生達が止めてくれたんだろな…ありがとう先生達。……これで懲りなかったのがあいつほんまに…
兎も角保健室登校で私の中学一年生は幕を閉じた。
次回二年生。
あ、登校拒否開始は10月4日からだったよ
提出必須の連絡ノートがそこから途切れてるから
だから大体一ヶ月半位かな。登校拒否してたの。短いね。
当時は時間経過認識できなくてもっと休んでた気がしたけど。三ヶ月とか半年とか。でもそんなに休んでないのも記憶が裏付けてるから、認識と記憶で誤差が生じてる。今も。
まーなんせノイローゼと鬱で記憶があやふやなのよね。嫌なことはがっつり覚えてるけど。
意識が戻るのは二年生の夏休み。
それまでなんかあやふやに過ごすよ。
嫌すぎるとしんどさで記憶することや考えることを止めちゃうんだろねぇ…楽に過ごそうとしてさ…
その中でも強烈に嫌なことは覚えてる、みたいな。
覚えてる良いこと、は、部活とか？そこはしっかり気味に覚えてる。救いだったんだろうなあ
保健室登校も結構覚えてるから担任様さえ関わらなきゃ覚えてる感じ。
後家庭内もあんまり覚えてない。嫌すぎたんだろな…
まあ、姉妹様にお袋統合失調症にクソのクソな父親と金銭問題が付きまとってりゃそりゃ思考放棄もしたくなるよな…。休まる暇がないなら休まれるよう考えないでぼーっと過ごすはお手軽だし有効だもんよ。
