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勾玉破壊・2日目

話題:今日見た夢
なんか生々しい夢を見たのですが。なんだか気持ち悪かった…。


対怪人組織の夢、京都編?の続き。鼎が放った矢により、動きを封じられたSランク祭具・勾玉。
その日は1時間もなく戦闘が終わったので5人は早く宿に戻れた。


翌朝、朝食を食べに晴斗達がレストランに集まっていると鼎がいないことに気づいた。鼎がいないことに最初、気づいたのは晴斗だった。
「あれ…?鼎さんがいない…」
彩音は心配そうに言う。
「朝起きてからはなんともなかったんだけど、何かあったのかなぁ…」
御堂は嫌な予感がしたらしく、食べることを放置して飛び出した。
「鼎のやつ、まさかとは思うが祭具の影響を受けてんのかもしれねぇ…!ちょっと鼎の部屋に行って来るわ!!」
「御堂さん!」
晴斗は叫んだが御堂は既に姿を消していた。


一方、鼎と彩音の部屋。鼎はその異常に気づいたのは朝起きて着替え、仮面を替えてからのことだった。
仮面が顔に吸い付くような感覚がした。なんなんだこれは…。

試しに仮面を顔から離してみるが、痛みを伴う。仮面を留めている紐を解いてみたが仮面は外れない。
鼎は鏡を見た。見慣れたあの仮面のはずなのに…何かが違う。無理やり外すと危険なのはわかった。
このままでは人前に出れない。

御堂は部屋をしきりにノックした。
「鼎!鼎!いるんだろ?何があったんだ!?入るぞ!!」

部屋の鍵は開いていた。御堂は部屋に入り、そこで鼎に起きた異常事態に気づく。
「…御堂……助けて…」
鼎の声はどこか力がなかった。御堂は鼎の仮面がいつもと違うように見えた。
御堂は鼎の仮面を確認した。
「鼎、まさかとは思うが仮面が外れないのか!?」
「仮面を無理やり引っ張らないで欲しい。痛いから…痛いんだよ。着けた時に顔に吸い付くような感覚がした。それからはどうやっても外れない…」
鼎は息を切らしていた。御堂は鼎が仮面を外そうと何度も試みたんだと察した。


「鼎…お前、朝から何も食べていないけど大丈夫なのか…?」
「この状態だと何も出来ないだろ。今のところは大丈夫だが…なんでこうなった…」
鼎はうつむいている。御堂は鼎の顔(仮面)にそっと触れた。鼎は仮面越しだが温かさを感じた。
「俺がなんとかするからお前は待っていろ。なんだか祭具と関係しているみたいだな…この外れない仮面…」
昨夜、鼎は祭具に対して矢を放ち勾玉の動きを封じた。異変が起きたのは翌朝だ。

御堂は部屋を出ると、事のあらましを晴斗達に伝えた。
「非常事態じゃないですか!?鼎さんあのままだとマズイですよ。…仮面が外れないとなると、原因はなんなんですかね…」
桐谷も心配している。御堂は推測していた。
「祭具の影響を受けたとしか考えられない。あの勾玉には何かが封印されてると室長も言っていた。もし、それが呪いの類いなら…?辻褄が合う」
彩音は泣きそうになっていた。
「なんでこうなってしまったの…?」
「彩音、お前は鼎の側についてあげてくれ。あいつの精神状態はかなり不安定になっているからな。原因は俺達で探るよ。室長にも聞いてみるから」
「御堂さん、お願いします。鼎を助けてあげて」


彩音は部屋に戻ってきた。

そこには憔悴しきった鼎の姿があった。御堂から聞いた通り、鼎の仮面がいつもと違うように見えた。
あんなにも顔に密着していたっけ…?顔と仮面が一体化してるように見える。
「鼎、大丈夫だから。大丈夫だからね」
鼎は彩音の声に反応した。
「彩音…」鼎は泣きそうな声になっていた。表情はわからないが相当疲弊しているのはわかる。
「鼎…お腹減ってない?」
「この状態だと食べることも出来ないだろうに。大丈夫だから…」

鼎が着けている仮面はいわゆる通常用兼戦闘用の改良された白いベネチアンマスクだった。口元は塞がっている。呼吸吼は1ヶ所しかない、あのハイリスクな仮面だ。


御堂は室長と連絡をした。

「…というわけで鼎に非常事態が起きました。鼎の仮面がどうやっても外れないんです。無理やり外そうとすると彼女は痛いみたいで、これは危険だと」
「昨夜、祭具に直接攻撃したのは鼎だけかい?」
「そう…ですね。彼女があの弓矢で祭具を突き刺しました」
「祭具の分析をさらに進めてみたんだが、どうやらあの勾玉には負の気が大量に封印されているとわかった。呪いみたいなもんだな」
「鼎を助ける手立てはあるんですか!?」
「御堂、今から俺はリモートに切り替える。鼎を呼んで来てくれないか?画面越しにあいつの様子も見たいんだ」
「わかったよ。今呼んで来ます」


御堂は鼎を呼んだ。鼎はPCの前に座る。リモートで話をすることになった。
「鼎、話は全て聞いたよ。見たところ…仮面はあまり変わっていないように見えるが。ちょっと顔の向きを色々と変えてくれないか。気になることがあるんだ」
「…わかりました」
鼎は指示通りに真横や斜めなど様々な角度を見せた。
室長は仮面の異変に気づいた。
「マスクと顔が一体化してきてるな…。鼎、息苦しくないか?大丈夫か?」
「大丈夫です。息苦しくはありません」
「やはり負の気による呪いだなー」
「外す方法ってあるのでしょうか…」
鼎は深刻そうな声で聞く。
「呪いとなると祓うしかないだろうね。鼎、お前今日明日の2日間耐えられるか?飲まず食わずで」
「…どういう意味…ですか…」
「祓いの清めみたいなやつを行う。鼎の仮面は外れないのだから必然的に飲まず食わずになる。お前にとってはキツいのかもしれない。栄養補給は点滴を打つから心配するな。既に京都の組織直属の病院にも話はつけといた」
鼎は突如、仮面越しに口元を押さえた。
「鼎!?大丈夫か!?」
「今、仮面が顔を飲み込もうとしてた…」
室長は鼎の仮面の異変に気づいた。仮面の口が鼎が喋ると同時に動いてる!?
「鼎!今すぐ鏡を見ろ!お前の仮面、口が動いてるぞ…」
「えっ!?」
鼎は急いで鏡を見た。試しに口を動かしてみる。連動するかのように仮面の口が動いていた。
「何…これ…」
鼎は自分の身に起きている現象が気持ち悪くて見ていられなかった。動かないはずの仮面の口が動いてる。

「呪いが悪化したかもしれない。マスクの口が動いてるってことはそのまま食べれるんじゃないのかな…。呼吸はどうなんだ?」
「呼吸はしやすくなってます」
口元が開いたから急に呼吸しやすくなったのか。

「鼎、仮面の口が動いてることは晴斗達本部の隊員だけの秘密にしておけ。一般人や支部の者には漏らすな。万が一見られたら顔か口元を隠せ!いいな」
「自分でこの姿を見ていてもなんだか気持ち悪くて…。仮面の口がなんで連動して動いてるのか気味悪い」
鼎は不安だった。仮面の口だけが動いている状態なので目元は変わらない。表情がわからないことには変わりなかった。


鼎は仮面の口元を隠して部屋から出てきた。もし、仮面の口が動いてることがバレたらマズイ。
晴斗達4人にはこの異常は伝えてあるにせよ。
4人は心配しているようだった。
「鼎さん、仮面の口が動いてるってどういうことなの…?」
「わからない。室長によれば負の気の影響で呪いが悪化したと聞いた」
彩音は聞く。
「息苦しくない?大丈夫なの?」
「今は口が動いてるおかげで逆に呼吸しやすいよ。ただ…この姿が気持ち悪くて受け入れられない。違和感がある。今日明日2日間耐えろと言われた。急変するかもしれないからって」
「急変?」
「過去にも似たような例はあったんだそうな。これ以上悪化すると人を襲うかもしれないと告げられた」
御堂は鼎を連れてある場所に来た。それは鼎と彩音の部屋だった。
「室長からの命令で、ちょっと荒っぽいことをするが我慢してくれ。全ては鼎を助けるためなんだ」
「何をする気?」
「鼎、そこに座ってくれ」
部屋には背もたれのある椅子が用意されていた。鼎は座る。
御堂はいきなり縄で鼎の体をぐるぐる巻きにした。
「何をする!?」
「荒療治だが我慢してくれよ。呪いを解く方法だって聞いたからな。鼎、口を開けろ」
鼎は素直に口を開ける。御堂は猿ぐつわをした。これで鼎は喋れない状態になった。猿ぐつわ状態の仮面の口は不思議なことに閉じている。だが、鼎は喋れないでいる。やはり顔と仮面は連動していた。
「その縄は暴れれば暴れるほど締め付けられるものだ。鼎本人は暴れないだろうけど、仮面に宿った呪いが暴れるだろうからねぇ。悪い、鼎しばらく耐えてくれよ」
鼎は御堂の意図を察した。これは自分と呪いとの戦いになる。


その日の夜、御堂達3人は廃ビルへと向かった。彩音は宿で鼎の側にいる。
祭具の力は矢の効力でだいぶ弱まっていた。だが勾玉は矢を外そうとガタガタと動いている。
「晴斗、お前の浄化の刀なら行けるんじゃないか!?」
「やってみます」
晴斗は抜刀した。刀は勾玉を狙い、破壊を試みるが上手くいかない。


一方の鼎。鼎は突如暴れ出した。縄はギリギリと締め付けていき、鼎は苦しそうな声を上げる。
彩音は鼎に声を掛けた。
「お願い鼎、我慢して…」
鼎もまた呪いと戦っていた。暴れることは鼎の意思に反していた。鼎はなんとか声を絞り出した。
「彩音…大丈夫だから…耐えるから…」
「鼎…」
鼎は意思に反して暴れる体をなんとか抑えようとしている。突如、鼎の猿ぐつわが外れてしまった。えっ…!?
鼎は彩音目掛けて噛みつこうとしている。彩音はなんとか鼎の口元に猿ぐつわを噛ませようとするがうまくいかない。
「鼎、やめてよ…お願いだから…」
鼎の呪いは悪化していた。


翌朝、鼎の呪いはさらに悪化する。突如縄を自力で切り、人を襲い始めたのだ。彩音は制止する。
「鼎、もうやめて…!やめてよ…」
彩音は無理やり鼎の体を押さえた。鼎は彩音に噛みついている。仮面の口は動いたまま。
「鼎…私なら襲ってもいいから…親友でしょ?」
鼎の意思に反して暴れているように見えた。鼎の中で何かが起きていた。
「あ…やね…?」
鼎は我に帰った。その瞬間に仮面が外れたのだ。鼎はその場に倒れた。
彩音は鼎を見た。仮面は確かに外れていた。鼎は素顔を見られることを嫌う。彩音は仮面を確認した。見慣れたあの仮面に戻っていた。

鼎は気がついたようだった。鼎は眩しいのか、手で目元を隠してる。素顔はアングルのせいか、ほとんど見えない。
彩音は鼎の仮面を差し出した。鼎は手慣れた様子で仮面を着けた。
「鼎…もう大丈夫なの?」
「なんともないよ」
彩音は鼎の顔を見た。見慣れた仮面姿だった。口元も変化がなくなっている。
彩音は思わず鼎を抱きしめた。彩音は泣いていた。


この事案は解決されたが、勾玉自体はまだ破壊されていない。
晴斗は勾玉に攻撃したが変な呪いは影響していなかった。影響しやすい人としにくい人がいると室長は言う。鼎はかなり影響を受けやすかったらしい。その証拠が仮面が顔に吸い付き、仮面の口が動く現象だった。


鼎は鏡を見た。仮面に異常はない。見慣れた仮面だ。

鼎は勾玉破壊には参加しない方がいいと御堂や室長に言われ、任務中は待機することとなった。



鼎さんの仮面の口が動いてるやつ、すんげー気持ち悪かったんだよ…。白いベネチアンマスクの口だけが動いているだけに、やけに生々しいというか…。
鼎を抑えるべく、御堂が荒療治をするところがなんか可哀想すぎて。

肝心の祭具破壊は全然進んでないというね…。

アルゴリズム行進MAX

話題:おはようございます。
昨日の拍手2個ありがとうございます。今日のピタゴラ面白いんだけど。
アルゴリズム行進MAX、1.5倍・1.75倍と倍速でやってたんだが。いつここがJIXAの人達と一緒に。

宇宙ピタゴラ装置完成編、壮大すぎてヤバい。



今日もちゅらさん総集編見ます。ちゅらさん今見ても面白いし、おばぁの語りに癒されるなぁ。
おばぁ役の平良とみさんが亡くなった時は地味にショック受けたんだよね。沖縄のおばぁのイメージは平良とみさんが強すぎる。


今日はカムカム総集編やるけど、おかんはそっち見そう…。

それにしても今日は風が強いなぁー。

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