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救護室の謎と白ずくめの女

話題:今日見た夢
昨夜なかなか寝つけなかったんですが、やけに生々しい夢見たわ…。都心に破壊対象の剣が発見されたが、長丁場になりそうな空気が出て…からの続き。
対怪人組織が現場周辺に巨大な結界を張ってから3日目が来た。Sランク最強なだけになかなか対象に近づけない。


現場のビルには本部の主力メンバー、鼎と彩音以外が集まっていた。彩音は後から合流するという。

御堂は昨夜見た謎の白ずくめの人が気になったせいで、寝不足気味。御堂はのんきにあくびをしていた。
「御堂さん、寝不足ですかー?」晴斗がなんとなく聞いた。
「昨夜作戦を練るために本部に泊まったんだけどな、夜中にちょっと気味悪いもんを見てしまって…それで寝不足なんだよ」
「何見たんですか?」

「全身白ずくめの人を見た。夜だから照明最小限だから薄暗いし、遠目に見たから男なのか女なのかもわからない。確実に言えるのはそいつ、組織のコートを着てたから幽霊じゃない。ゼルフェノアの人間だ」
「全身白ずくめ?」
「肌を露出していないようだった。何か全身の肌を覆う白いものを着ているんだろうな、全身タイツ的なものかもしれん。それにフードを被っていたから顔はほとんどわからなかったが、一瞬顔が見えた」
「…え?」
「そいつ、顔…なかったんだよ。たぶんマスクだとは思うが…。一体何者なのかわからないから寝れなくてな〜」
晴斗は3日前から行方不明になってると噂の鼎のことと、同じく3日前から関係者以外立入禁止になってる救護室のことが気になった。救護室…誰かが泊まり込みでいるのか?
救護室の前を何回も通るが、カーテンで部屋の中はわからなくなっている。部屋の中にいる何者かが外との接触を避けてるようだった。
救護室の扉には「関係者以外立入禁止」と貼り紙までしてあり、近づきがたい雰囲気。


一方の救護室に引きこもり状態の鼎は不気味な痣による鈍い痛みと戦っていた。
相変わらず格好は白ずくめのままだが。救護室の奥にはトイレと小さな洗面所もあるのでそっちには困らない。
鼎は出入口のカーテンの隙間から僅かに通路を見ていた。どうやら隊員達は出払ってたらしく、人がいない。鼎はカーテンを完全に閉め切り、扉にチェーンをかけた。

しばらくして彩音が扉をノックした。「鼎、入るよ。いいかな」鼎は彩音の声を聞くと扉のチェーンを外した。彩音は鼎のために着替えを持ってきていたようだった。
「鼎、その格好にロングコートだけだとちょっと可哀想だから服、持ってきたよ。救護室からは基本的には出れないからこれでいいよね。色は白っぽいのを選んできたから」鼎はうなずいた。
鼎は着替えの服を受け取った。ラフなパーカーとかもある。鼎は顔を見せたがらないのでフードつきの服をいくつか用意していたらしい。
鼎は早速ラフな格好に着替えていた。フードで顔を隠しているのは変わらないが。

「鼎…痣、今どういう状態なの?肌見せてくれるかな…」
鼎は激しい拒否反応を示していた。どうやら全身の肌を覆うように着ている白い「それ」を脱ぎたくないらしい。無理やりやったら鼎はたぶん、暴れる。背中にあるファスナーを触られたくないのか?
彩音は鼎が激しく嫌がっていることから、痣の状態を見るのは後日にした。鼎があんなにも嫌がるなんて…。


御堂は剣探しをしながらも、晴斗にある提案をした。

「今日、空操と一緒に本部に泊まったらどうだ?晴斗。その白ずくめの人が何者かも突き止めたいし、男か女かだけでもわかればいいんだが…」
「本部に泊まったことないですよ…俺」
「だから空操と一緒って言ってんだろ。空操は本部に何回も泊まっているから慣れてんし。もし白ずくめの人が通路を歩いていたらこっそり尾行して欲しいんだよ」御堂はまさかそれが鼎じゃねぇよな…と思っていた。


3日目も特に進展はなく、一方的に剣からの攻撃を受けただけに終わった。剣の攻撃力が高いせいか、なかなか攻めることが出来ない。


その日の夕方、晴斗は初めて本部に泊まることになった。空操と一緒に。
空操は手慣れた様子で晴斗に泊まる部屋を案内していた。晴斗は通路を見る。まだ夕方なので通路は明るい。この通路の先にはあの救護室がある。救護室からさらに先に行くと洗濯場とシャワールームがあると聞いたが。シャワールームは男女に分かれているが、ほとんど男子しか使っていない。女性隊員が極端に少ないせいもある。


晴斗はなかなか寝つけないでいた。今、何時だ?
晴斗はなんとなく部屋から通路を見た。通路は最小限の照明だけで薄暗くなっている。

0時前後だろうか。救護室に動きがあった。救護室の扉が静かに開いたのだ。救護室から出る、全身白ずくめの人の姿を晴斗は目撃した。晴斗は少し部屋から出ていた。
これがあの「白ずくめの人」…!?晴斗は小声で空操に言った。白ずくめの人がいましたよと。
空操は晴斗にそいつにバレないように尾行してとだけ伝えてから寝た。バレたら逃げろ。もし、その人がシャワールームに向かうなら男女どっちに入ったか覚えておいて…だそうだ。

白ずくめの人はロングコートを着ていた。フードを被っている。肌は確かに出ていないように見えるが、後ろ姿なのでわからない。
手に何か持っている、抱えているようだ。白ずくめの人はシャワールームに向かうような感じがした。

晴斗は息を殺しながら密かに尾行する。白ずくめの人は突如、立ち止まった。辺りを見回しているようだった。


晴斗はその時にその人の顔を見た。顔がない。まっさらだ。確かに御堂が言ってた通り、肌を覆う白い何かを着ているように見えた。

手元も一瞬、はっきりと見えた。手袋を履いているわけじゃないが手が白い。やはり白い全身タイツ的なものを着ているのか…?じゃないとあんなにも体の形は出ないはず。コートは体を隠すために着ているのか?


白ずくめの人は再び歩き出した。真っ直ぐシャワールームに向かっていた。
白ずくめの人は躊躇いもなく、女子専用へと入っていった。晴斗はその瞬間を見た。

あの人、女性だったのか…!?一体誰…?

晴斗は男子専用に入ると見せかけて、女子更衣室の人影を見た。痴漢にならないかギリギリな感じで遠目に見たが。
彼女は全身の肌を覆う白いものを脱いでいた。動きからして御堂の言う通り、白い全身タイツを着ていたようだった。なんであんなものをわざわざ着ているんだ…?

シャワールームの鼎は体を洗いながら体の痣をまじまじと見つめていた。痣が少し悪化しているように見える。
素顔の鼎は目が火傷のダメージを受けてるせいか、少し見えにくい。鼎は自暴自棄になりかけていた。
晴斗は女子専用シャワールームから物音がしたのでビビっていた。誰かが物に当たっている?

鼎は更衣室で着替えていた。この缶詰生活、いつまで続くのかわからない。体の不気味な痣が消えない以上人前には出られない。
体全体を覆う白い「それ」にはあっさり慣れたが、晴斗が見たらショックを受けるだろう。


鼎は元の白ずくめの姿に着替えると、つかつかとシャワールームを出た。鼎は人の気配をなんとなく感じていた。救護室に入る手前、鼎は再び立ち止まる。誰かが尾行しているのか?
鼎は救護室に戻るとわざとらしく音を立てて扉を閉め、鍵をかけた。


4日目。晴斗は御堂達に白ずくめの人のことを話した。
「全身白ずくめの人、女だったのか!?」御堂は驚いていた。男だと思っていたらしい。
「え…えぇ。確かに見ました。シャワールーム、女子専用に入って行くの見ましたから。俺。バレるかヒヤヒヤしましたが」
「白ずくめの女…まさか鼎じゃねぇよなぁ…」
「なんでそう思うんですか」

「剣破壊任務からまるっきり姿を見せていないし、鼎は行方不明の噂も出てるだろ?彩音が最近、合流する時間が遅くなってきているのも気になる。彩音に聞いても答えないし」
「俺、信じませんよ。そんなの。もしあれが鼎さんだったら…受け入れられないかもしれない…」


救護室の鼎は扉に1枚の紙が挟まっているのを見つけた。手紙らしかった。
角ばった文字で『その姿、似合っていますよ』とだけ書いてある。体全体の肌を覆う「それ」なので似合うも何もないと思うのだが。
鼎は気味悪くなった。彩音が来た時にジェスチャーで不気味な手紙が来たことを伝えた。彩音も手紙を見た。
「これ、引き出しのメッセージと同じ人じゃない…!?室長に知らせてくる。鼎、心配しなくていいから」
彩音は出ていった。鼎は鍵をかけた。
一体誰がこんな手紙を…?似合っていますよって。引き出しにあったメッセージと文字が似ている。同一人物か?
鼎は衝動的に「それ」を脱ごうとしたが、人前に出られないジレンマが出たことで結局…脱がなかった。


宇崎は手紙とメッセージを見比べた。
「これ…同一人物みたいだな。鼎の反応はどうだったんだ?」
「怯えているように見えました。もしかしたら今、『それ』を脱いでいるかもしれません」
「この手紙、長官の可能性があるなぁ。それにしても『その姿、似合っていますよ』って…何が言いたいんだ」
救護室にひとりいる鼎は震えていた。気味悪い手紙の主は誰なのかわからない。


突如、扉をノックする音がした。鼎は声を出すのがやっとな状態。戸を開けると扉の前にいた人は長坂という男だった。
「紀柳院鼎さん、私です。長坂です。覚えてませんか?宇崎司令の上司ですよ」
長坂って…長官じゃなかったか!?なんで組織のトップがここにいる?
「引き出しのメッセージと今朝の手紙、見ましたよね?貴方のその姿…お似合いですよ。私の思惑通りだ。紀柳院さん、私の部屋で少しお話しませんか?」
鼎は首を激しく横に振った。
「紀柳院さん、遠慮しなくていいんですよ。貴方が剣の影響を多大に受けて意思の疎通に支障が出ているのも知っています。部屋…出たくないんですか?」

鼎はこれまでにない激しい拒否反応をした。だが長坂は鼎の腕を強引に掴むと無理やり部屋から連れ出したのだ。鼎は人前にこの姿を晒されることがとにかく嫌だったのと、得体の知れない長坂という男が怖かった。
通路には隊員はひとりもいないようだった。出払った後らしい。
鼎はフードを目深に被り、自分が鼎だと悟られないようにした。とにかくこの男は危ない。物腰柔らかいように見えるが、何かある。


鼎は長官の部屋へと連れて行かれた。
鼎は部屋に無理やり入れられた。長官は部屋の鍵をかけた。鼎を逃がさないつもりか。
長官は恍惚の表情を浮かべながら鼎に言う。
「貴方がそうなることは全て予想していたのですよ。祭具の影響を受けやすい人間は数少ないですからねぇ…?ましてや今回のような多大な影響を受けることになるのは予想外でしたが。貴方のその白いタイツの下、体の痣がひどいのでしょう?人前では見せられないくらいに…」
鼎は何かを必死に言おうとするも、声が出ない。出てもうめき声だけ。
「可哀想ですねぇ…。私はその痣の治し方、わかっているのですが?知りたいですか、知りたいですよねぇ?」
長坂は鼎にジリジリと迫った。鼎は恐怖で後退している。この男、何を考えている?
「祭具破壊は私の計画のうちのひとつに過ぎませんよ…。祭具破壊後のイベントがメインですから…」
長坂の言動からするに敵にしか聞こえない。計画って何!?祭具破壊後のイベントとは。嫌な予感しかしない。
鼎は部屋から脱出を試みるも、力及ばず。


室長と彩音は救護室に鼎の姿がないことに気づいた。扉が開いたまま。
室長はカメラ映像を確認する。長官の長坂が鼎を無理やり部屋へ連れて行く映像があった。鼎は嫌がっている。
「長坂長官、何を考えているんだ…。鼎をどうする気だ」
「どうしたんですか?」
「彩音、鼎に危機が迫っている。敵が内部にいたなんて…!」



主力メンバーに白ずくめの人のことが知られたわけだが、正体が女とわかりじゃあ誰なのか?って。鼎がシャワールームに向かうところが生々しい。自暴自棄になるよな…。

長坂長官は物腰柔らかいが気味悪い人って感じ。敵サイドの人。影響を受けやすい鼎を利用しようと目論んでる?

昨日のクラシックTV、神回か


話題:おはようございます。
昨日の拍手9個ありがとうございます。昨夜はクラシックTV見てから寝ました。


アニメ特撮作曲家のレジェンド・渡辺宙明先生の回、神回かー!!再放送も見そうだよ。
マジンガーZ・ゴレンジャー・ギャバンとか聴いたことある曲ばかりでヤバかった。スーパー戦隊の曲が多数流れて最高すぎたよ。


まさかの宙名先生最新作のゼンカイジャーのBGMを清塚さんがクラシックっぽくアレンジするなんて!素敵アレンジすぎる。
あのBGM、終盤ってか…最終回で流れた曲だよね?聴いたことありました。ピアノだけのしっとりとしたBGM。

ゼンカイジャーのノリノリの変身BGMも好きなんだけど。


番組最後にギャバンのピアノ&ストリングスアレンジ、新鮮でした。特撮ソングもクラシックっぽくなると素敵になってしまうの、すごい。
ギャバンの歌詞って深いよね〜。カラオケでよく歌っていたな〜。ギャバン。



昨夜はクジラ&イルカ図鑑ばかり見てました。癒される。
イルカの写真が多数載ってる図鑑ってなかなか見ないせいか、探していたのはあります。どんだけイルカちゃん好きなんだ。

鳥図鑑は間に合っていたので、海の生き物図鑑を強化したれという。


昨日、ゲーセンでゲットしたシマエナガちゃんマスコット、よーく見たら首をかしげているポーズなの可愛すぎかよ!!
最初見た時、まるエナガだから気づかなかった。
鳥さんの首をかしげているポーズ、可愛すぎて好き。


動物全般好きですが、強いて言えばイルカちゃんと小鳥さんが特に好きっていう。動物グッズ、気づいたらイルカちゃんと小鳥さんばかり増えとるよ…。

海の生き物は海獣が好きだなぁ。イルカさんやアザラシさんとか。
犬派か猫派か聞かれたら猫。犬はピンポイントで柴犬や秋田犬とかが好きかもしれない。

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