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傀儡状態

話題:今日見た夢
なんだか少し胸糞悪い夢見たわー。悪夢絶対入ってんな…。
白ずくめ姿の鼎が長官によって無理やり部屋に連れて行かれたところからの続き。


長官は人前に出られなくなり、やむを得ず白ずくめ姿になってしまった鼎を見るなり「可哀想」を連発、わざとらしく憐れみを見せていたが何を考えているのかわからない。
鼎は得体の知れない恐怖で逃げたいのだが、部屋は鍵をかけられた上になぜか脱出出来ない。

鼎はなんとかドアの前に来たが、鍵がどうやっても開かない。長坂はジリジリと迫っている。
「どうしましたか?部屋は出れませんよ。部屋を出たいのならば私の要求を受けることになりますが…?」

要求だと…?長坂は鼎の顎にそっと触れた。鼎は全身の肌を覆う白い「それ」を着ているため、顔がのっぺりしている状態。それでも体を触られたことに嫌悪感を示した。
「祭具の影響で貴方の体、痣がかなり進行していますよね?会話もままならない。痣を治す手段はあの剣を壊すしかありませんが…剣を壊すヒント、知りたいでしょう?」
鼎はうなずくしかなかった。長坂の出す要求とはなんなのか。


一方、宇崎と彩音は長官の部屋へ向かい、部屋の前にいた。宇崎と彩音は小声で話してる。
「室長、何してるんですか?」宇崎はドアに聞き耳を立てていた。
「何やら話込んでるなー。祭具と聞こえた気がしたが。彩音、まだ突入するには早い。タイミングを見計らえ。ドアは鍵がかかってるな」
「しばらくここで待機ですか」
「鼎の救出が最優先だからな…。何かされている可能性はある」


長坂は隣の部屋に鼎を強引に連れて行く。長官の部屋は3つ繋がっていた。ひとつは小部屋。メインの部屋は執務室。
執務室の隣の部屋は長官のプライベート部屋のようになっていた。長坂は部屋に入るなり鼎をいきなり突飛ばした。鼎は体を打ったらしく、呻いている。
この部屋は誰も入ってこないせいか、長坂は強気だった。
「さぁ、私の要求を受けるのです。紀柳院さん。そこに衣装一式とウィッグがありますよね?」鼎は長坂が示した場所を見た。これみよがしに白黒のメイド服と茶髪のウィッグが置いてある。靴も用意されていた。

「それを着て下さい。着替える場所はそこに用意しています。貴方が着ている白い『それ』は脱がなくていい。その上から衣装を着て頂きたい。着替え場所には鏡もありますからウィッグも着けれるでしょう」
なぜこのような要求を出す…?これをやらないと部屋からは出られない。鼎は屈辱感を味わいながらも、衣装一式を持ちながら着替え場所に行った。長坂はニヤニヤしていた。
鼎は長坂は人間ではないのかと疑惑を抱いていた。怪人の影が見えたような…。

鼎は衣装一式に着替えていた。ウィッグも着けてある。肌は全面的に白い「それ」を着ているためか、見た目は動くマネキンみたいになっている。
「よく出来ました。では次の要求と行きましょうか。その姿のままで私にお茶を入れて欲しい。紅茶でいいよ」
鼎は屈辱感を味わいながらもうなずいた。部屋にはお茶を入れれるスペースがある。鼎はガタガタと震えながらお茶を入れる。長坂は椅子に座り、鼎が来るのを待っている。
やがて鼎は長坂に紅茶を持って行った。手の震えが止まらない。お盆からカップをテーブルの上に移した時に手元が狂い、鼎はこぼしてしまう。
長坂は鼎の白い手を強引に掴んだ。

「早く新しいものに着替えなさい。着替え場所にあったでしょ?予備の白いあれが。貴方の白い肌がシミになってしまうじゃないか…。今の貴方の肌は本物じゃないから気をつけることですね。今、貴方が着ている肌を覆う白いものは身体の一部なんですよ?」
鼎は手を無理やり振りほどくと着替え場所に行き、肌全体を覆う白い「それ」を着替えた。なぜ予備が最初から用意されている?鼎は着替え終えると長坂は満足げな顔をした。
長坂は動くマネキン状態になった自分の姿を見て満足している。私は人形じゃない。これでは傀儡ではないか…。
「それでは…そろそろ本題に入りましょうか」


宇崎と彩音は部屋が静かになったことから長官が隣の部屋に移動したと推測、部屋の鍵を開けることにした。
「これ、異常に硬いですよ!?鍵以外にも何か圧力がかかってるんですかね!?」
「長官は人間じゃないという噂があるが、もしそうならその力だろうな。彩音、今ドア開けるからちょっと見張ってろ」宇崎はどこからか針金などを取り出した。ピッキングでもするのか!?
「し…室長、それやっちゃダメなやつですよ!」
「じゃあモザイクかけて。とにかく鼎を助けるためだ、致し方ない。ちょっと時間かかるぞ」室長はドアの鍵穴に何やらカチャカチャし始めた。


「第9の祭具・剣を破壊すればその影響はなくなります。だだ…貴方の場合は多大な影響を受けているため、元に戻るには時間がかかりますよ。しばらくはその姿のままってことです。数日かかるか1週間かそれ以上か」
鼎は拳を強く握っていた。反撃しようにも声が出ないのは辛い。頑張ればなんとか声は出るが、喉をやられそうな感じがする。
「剣を破壊するヒント…知りたいですよね?」長坂はニタァと笑う。長坂は壁に現場の映像を流した。
「ならば剣を誘導しましょうか…。貴方のその姿を見ていたら可哀想になってきましてね。それに貴方はあの時点で私に嵌められていたのですから、もう手遅れです」
長坂は手を壁に向かってかざした。映像に変化が起きていた。


「あの時点」とは救護室の引き出しの鼎宛てメッセージのことだ。それを読んだ鼎は藁をもすがる思いで引き出しにあった、白い全身タイツに躊躇なく着替え→なんとか一部の人間の前では人前に出れた。
これは罠だったが、鼎は上半身の不気味な痣を見られることが嫌なせいか、白い「それ」が手放せない状態になっているため反撃しようがない。


現場では祭具が突然ビルの外に出たせいか、ざわついていた。御堂は違和感を覚える。何者かが祭具を動かしたのか…?
晴斗達は一斉に攻撃を仕掛けていた。


長坂は一瞬、怪人の姿をちらつかせた。鼎は恐怖心で後退りしている。
「大丈夫ですよ。今は襲いませんよ。計画が実行されし時に動きますがね」語気が強かった。

長官の部屋の前では室長がなんとか鍵を開けたようだった。
「よっし!開いた!!彩音、突入するぞ!!」
「はい!」
「とにかく鼎を助けるんだ」


長坂は周りがざわついていることを察した。
「どうやら貴方とのお話は終わりみたいですね。部屋にねずみが入りこんでしまったようだ」
長坂は最後にメイド姿に着せられた動くマネキン状態の鼎に接近し、耳元で何かを囁いた。悪寒がした。気持ち悪い。それにこの男は何度も体に触れている。

「何か言いたいこと、ないですか?その状態じゃ無理かなぁ?また貴方とは会うとは思うのですよ…楽しみにしてますよ」
鼎は必死に声を絞り出そうとしたが、うめき声しか出ない。かろうじて小さな声で「お前を許さない」と出たが、長坂に聞こえたかどうかは不明。


長坂は奥の小部屋に姿を消した。鼎は力が抜けたように座りこんだ。体を触られた部分が気持ち悪くて何度も触っている。いくら肌を覆われている状態とはいえ、嫌なものは嫌だ。

部屋の鍵が開けられた。
「鼎!助けに来たぞ!!大丈夫か!?」
「鼎っ!!」彩音と宇崎の姿を見た瞬間、鼎は彩音に抱きついた。鼎からすすり泣く声が聞こえた。
彩音と室長は鼎の格好については何も触れずに鼎のロングコートと靴を持ってきてあげた。鼎はショックを受けているせいか、コートを羽織るだけで限界らしかった。顔は見られたくないのでフードは被っている。
鼎は宇崎と彩音に支えられるような形で部屋を出た。


今の時間帯は通路にちらほらと隊員がいる。宇崎と彩音は鼎を庇うようにして救護室へと移動した。

一瞬、御堂はメイド姿の白いコートを羽織った白ずくめの女とすれ違ったが、鼎は気づいていない。御堂はあの女、無理やり衣装を着せられたのか…?と感じた。
彩音と室長に支えられていたことから、あの白ずくめの女は鼎ではないかとさらに疑惑が増す。


救護室に入ると鼎はベッドの上に座った。救護室は鍵をかけてある。彩音は慎重に聞いた。
「鼎、長官に何かされなかった!?その格好…着せられたの?」鼎はうなずく。鼎はスケッチブックに殴り書きをした。
『長官に人形のように扱われた。体も触られた。私は人形じゃない!』
「それ…セクハラとパワハラじゃねぇか…。鼎、お前無理やり部屋に連れて行かれたんだろう?嫌だったのにな。怖かったよな…」宇崎はキレ気味だ。
『長官は人間じゃない、怪人の影が見えた。長官は何か恐ろしい計画を立てている』
宇崎はスケブに書かれた鼎の言葉に目を疑った。計画とは一体…。

鼎はしばらくして、ある程度は落ち着いてきたようだった。彩音は鼎に促す。
「その衣装、着替えようか。無理やり着せられて嫌だったよね。ウィッグも着けてたから暑いよね」
鼎は無言で着替え場所へと向かった。とにかくこの衣装一式を早く脱ぎたかった。

鼎はまっさらな全身白タイツ姿のまま出てきた。別に裸ではないから抵抗はない。ここは救護室だし、この姿を見せていいのはこのふたりだけ。彩音はいきなり鼎に言った。
「鼎、その姿ついでに痣の進行状態が見たいの!だから…肌、見せてくれない…?『それ』、上半身だけ脱いでくれるかなぁ…?」
彩音は宇崎にアイコンタクトをした。宇崎は鼎が暴れないように鼎の両手を優しく握る。
「…悪い、鼎。これもお前を救うためなんだ。許してくれよ。だから暴れないで欲しい」鼎はうなずいた。

彩音は慎重に鼎の全身を覆う白い「それ」の背中のファスナーを開けた。緊張する。鼎からしたら身体の一部になってしまっているのもあるからだ。
彩音は慎重に鼎の肌を覆う「それ」を少しずつ脱がせていった。彩音と宇崎は鼎の素顔を久しぶりに見たが、角度の関係で顔は見えない。
「それ」の中身はスポーツウェアを着ていたので、別に見られても抵抗ないようだ。宇崎はようやく手を離した。鼎は素直に聞いてくれたおかげで暴れることはなかった。
宇崎と彩音は鼎の上半身にある不気味な痣を見る。
「これ…進行していません?色が濃くなってる気がする…」
「俺も思った。鼎、それ着てもいいよ。鼎の肌はまだ露出出来ないな…」鼎はいそいそと白ずくめ姿へと戻る。さすがに全身白タイツ姿だとあれなせいか、服を上から着ていたが。

鼎はスケブにまた殴り書きして見せた。
『この不気味な痣を治す方法、やっぱり祭具の破壊だと聞いてますが→』鼎はページをめくった。
『痣が完全に消えるまで時間がかかるって聞いてショックを受けました』
「お前、何か聞いたのか!?」
鼎はうなずく。鼎はさらに殴り書きしていた。
『祭具を破壊したとしても、痣が完全に消えるまでに数日から1週間最悪それ以上はかかると。痣は鈍い痛みを伴うのでしんどい。この白ずくめ姿で生活するのいつまでなのかな。晴斗達に会いたいよ』

鼎は孤独を感じていた。彩音はようやく鼎がなぜ仮面を頑なに着けないのか理解した。痛いんだ。痣は顔にまで広がっている。
宇崎は彩音にとにかく鼎の話を聞いてあげろとだけ伝えて救護室を出た。鼎は長官にされたことでショックを受けている。


御堂は宇崎がいる研究室に行き、あることを聞いた。
「あの肌を全面に覆う白ずくめの女って、鼎なのか?ちょっと前に通路ですれ違ったから…。顔はわからないけど。鼎は行方不明だし…」
宇崎は反応に困ったようだった。まだこれを伝えるわけにはいかない。特に晴斗には。宇崎は一言だけ言った。
「鼎はいるよ。ただ、事情があって人前に出られなくなったんだ。それだけ伝えておくよ」
御堂は確信した。やはりあの白ずくめの女は鼎か…。なぜ、あんな姿なのかはわからない。肌を見せられない事情があると見た。



長官は人間じゃない。鼎が白ずくめ姿になったのと、会話出来ないことをいいことに色々やってんのが胸糞悪い…。

衣装を着せられた鼎のビジュアルは動くマネキンそのものなので(肌は全身白タイツ)、鼎からしたらかなりの屈辱。長官の部屋のところ、エグいな。

無題

話題:おはようございます。
昨日の拍手5個ありがとうございます。今朝は雨がポツポツ降っています。雨のせいか、眠い…。あとちょっと寒い。

なんだか胸糞悪い夢見たわ…。悪夢入ってるわ、絶対…。


今日のアニアカ、藤子不二雄A先生特集だから聴かないとな〜。
気づけば土曜はアニアカ聴いてからクレしん・ドラえもんを見てるパターンが多い。


画像はシマエナガちゃんとカマイルカのカマちゃん。
シマエナガちゃんを乗っけてみたよ。あらかわいい。

カマちゃんが喜んでいるように見えるのは気のせいかな?
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