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勾玉破壊・3日目


話題:今日見た夢
一昨日見た夢の続きだった。対怪人組織が京都でSランク祭具の勾玉を破壊する任務の続き。


その日の夕方、晴斗達4人はいつもよりも早めに現場の廃ビルへと向かった。見張りをしていた隊員から勾玉に変化があったと報告が入ったからだ。
祭具の影響を受けたせいで意思に反して暴走し騒動を起こし、室長と御堂から待機を命じられた鼎はひとり宿に残っていた。

今頃交戦しているのか…。
鼎は窓から風景を眺めていた。現場の方向が気になる。


突如、鼎に向けて通信が入った。室長からだった。
「…鼎、お前をひとりにしてしまったな。本当は行きたいんだろう?」
「…はい」
「待機場所、変えようか?鼎は現場の廃ビルには行けないが、向かい側のビルに移動することを許可するよ。…ただし、お前は祭具の影響を受けやすいんだ…異変を感じたらその場からすぐに離れろ。…あ、そうだ。鼎宛に届いた小包の中身、見たか?」
「見ましたが」
鼎はテーブルの上にある銀色の金属製のブレスレットを見た。小さな石が嵌め込まれている、バングルタイプのものだった。

宇崎は説明する。
「それは祭具の呪力を制御するものだよ。見た目はブレスレットだがだいぶ制御出来るはず。暴走も起こらない。呪力が制御出来たら祭具に攻撃出来るかもしれないからね」
「おうむ返しみたいなもの…ですか」
「効くかはわからないけどな。祭具破壊の鍵は影響を受けやすい人かもしれない…と読んでるんだ」
この通信は晴斗達、現場にいる隊員全員にも聞こえていた。室長はわざと全員に聞こえるように仕向けたようだ。


廃ビルでは矢に刺さった勾玉が青色ではなく、禍々しい濃い紫色へと変貌していた。
勾玉は矢を破壊しようとガタガタと激しく動いていた。矢の効力は今日で切れる。

ビル内部に入った4人は勾玉の禍々しさに恐怖を感じた。
「色が変わってんぞ…!」
「禍々しい色してるなー…」
御堂は3人に伝えた。
「矢の効力は今日で切れる。今日中に決着つけるぞ!」
「「「了解」」」


鼎は静かな足取りで廃ビルの向かい側のビルへと向かっていた。また祭具の影響を受けてしまったら…。鼎は呪力制御のブレスレットを左手首に着けていた。
現場の廃ビルから凄まじい音が聞こえてきた。晴斗達は交戦中らしい。

現場が近づく度に気持ち悪い感覚がした。鼎はなんとか向かい側のビルにたどり着いた。
ビルにはあの見張りの支部のベテラン隊員と新人隊員がいた。見張りは24時間交代制でやってたようで、夕方からは向かい側のビルはこのベテランと新人が担当していた。
「紀柳院さん、来ると思ってました。…通信聞いていたので」
あの通信、現場周辺の全員に聞こえるようにわざと室長は仕向けたのか…鼎は悟った。
「私は待機しているだけだ。何もしない、出来ない。ただ…祭具の影響で異変が起きたらその場から離れるがな」
部屋にはタブレットが置いてあった。ベテラン隊員が鼎に言う。
「室長から紀柳院さんへ…だそうです。現場内部のライブ映像は見てもいいと」

タブレットに映し出された映像は4人vs勾玉の荒々しい戦闘風景だった。
ビルの外に響いていたあの金属音の正体は晴斗が使っている刀と、御堂が使っているカスタム銃の音だったようだ。遠くに聞こえる銃声は桐谷と彩音のものか?


鼎は椅子に座り、ライブ映像を見ていた。見張りの隊員達には私のことは気にするなと伝えてある。
戦闘開始からしばらくして鼎に異変が起き始めた。鼎は映像を見ておらず、ずっと下を向いている。
新人隊員が異変に気づいた。
「先輩、紀柳院さん…さっきからずっとあのままですけどいいんでしょうか?微動だにしないのがなんだか不気味で」
鼎は僅かに動いた。よく見ると鼎の仮面に変化が起きていた。再び仮面の口が動いたのだ。
「今…紀柳院さんの仮面の口…動きました?」
「まさかそんなわけが…」
ベテラン隊員も鼎を見る。顔はずっと下を向いているが、口元が何やらもぞもぞと動いている。
ベテラン隊員はすぐさま通信した。
「紀柳院さんに異変が発生しました。仮面の口が動いてます!」
鼎はゆらりと立ち上がると、見張りの隊員達にふらふらと向かっていた。無言で。新人隊員は鼎の仮面の変化に気づいた。顔と仮面が一体化してきてるように見える。
「紀柳院さんの仮面、あれ顔と一体化してきてますよ!?これが祭具の影響なの!?」
新人隊員は恐怖で泣きそうになっていた。ベテラン隊員は鼎に声を掛ける。
「頼むから暴走しないでくれ。お願いだ…紀柳院さん…なんで何も言わないんだよ…」
鼎は無言で口を大きく開け、ベテラン隊員に襲いかかろうとした。その瞬間にブレスレットが光った。制御装置が作動したらしく、鼎はうめき声を上げながら自分が受けている呪力と戦っている。
戦っている最中は仮面は元に戻っていた。まるでバグを起こしたかのように、鼎の仮面は激しく変化している。


鼎は少しずつふたりから離れた。なんとか声を絞り出して。
「私はここにいてはいけないんだ…。意思に反して攻撃してしまう。祭具が破壊されれば…いいのに」
「紀柳院さん!どこに行くんですか!!」新人隊員が叫んだ。
鼎はよろめきながらもなんとかビルを出た。さらに離れた場所へ行く。だが祭具の影響で上手く歩けない。
身体が鉛のように重いのだ。

祭具は自分を現場に留めようとするつもりか。鼎は仮面の口元を押さえていた。こんな異様な姿、見られたくはない…。
鼎は祭具の影響に負けてその場に座り込んでしまっていた。身体が動かない。仮面の変化はある程度制御されてはいるが、口はまだ動いている状態。


廃ビルでは晴斗達が勾玉と激しい攻防を繰り返してた。
「鼎のやつ、また影響を受けたのか…。どうやら暴走はしてないみたいだが、気にかかるな」
御堂は銃をバンバン撃ちながら桐谷と話してた。
「ビルから出たと通信が入っていましたが、祭具の影響をもろに受けて動けないと聞いてます。だからここの近くに鼎さんはいます」

「おいおい、最悪じゃねぇかよ…。影響を受けてるということは仮面の口がまた動いているのか」
「報告によると影響をさらに受けて、仮面の目元にも変化が出たように見えたって聞きましたよ」
「完全に顔と仮面が一体化してきてんのかよ…。目元に変化ってつまり、あいつ仮面を着けてるにもかかわらず表情がある状態なのか!?」
「…そう…らしいです。本人はまだ気づいていないですが」
「早く破壊しないと鼎が危ないな」


勾玉に攻撃するも、決定的な打撃を与えることは出来てない。勾玉の色が変化したことで破壊は難しくなっていると見た。
晴斗は二刀流になった。
「晴斗、お前は本気を出していいぞ!!二刀流なら行けるかもしれない」御堂は晴斗の士気を上げる。晴斗は念を込め、2つの刀の刀身を発光させた。晴斗の潜在能力が引き出され、身体能力が上がった。
晴斗はいきなり勾玉に刺さった矢を破壊した。これはわざとである。勾玉は読み通りに自由になった。勾玉は晴斗に対して攻撃を繰り返す。

晴斗は勾玉に飛びかかり、二刀流でズバズバ斬りかかるがいまいち。何かが足りてない。
晴斗はさらに攻撃を繰り返す。衝撃波はビルの外にまで及んでいた。結界がなかったら被害は相当及んでいる。ビルから聞こえる音は激しさを増した。


鼎はふとガラスに映った自分の姿を見た。見てしまった。仮面はほぼ顔と一体化していた。目元まで変化している異様な状態になった。気持ち悪い。
仮面の黒いレンズがそのまま目として機能しているような状態。実際は目の上にレンズがあるのだが、瞼はないにしろ本物の目と連動して動いている…。
鼎は口元を覆っていた手を離した。仮面を着けている顔というよりかは、表情のある白い顔にしか見えない。
まるで特殊メイク。鼎は気持ち悪くなり、ガラスから顔を背けた。そして鼎は顔を伏せ、完全に座り込んだ…。


晴斗はさらに激しく攻撃を加えていた。だが勾玉は一向に壊れない。強力な二刀流でやっているのにまるで効いてない。
鼎にもこの激しい攻防戦の様子が伝えられていた。鼎は室長が言ったある言葉を思い出した。祭具破壊の鍵は影響を受けやすい人。自分だ。
他の隊員にも影響を受けてる人はいると聞いたが、鼎ほど如実に出ている人はいない。鼎はゆっくりと立ち上がった。
そして、目元を見られたくないせいか近くにいた隊員から白い布を貰い頭から被った。口元は見えてしまうが、目元は見えない。

鼎は廃ビルへと足を踏み入れた。


鼎が廃ビルに来たことに気づいたのは彩音だった。
「鼎…なんで来たの?」
「私じゃないと決定的な打撃は与えられないと感じたから…来た」
「鼎、顔見せて」
彩音はそっと布に隠れた鼎の顔を見た。彩音は異様な状態に驚きを見せた。仮面を着けてるのに表情がある?彩音は鼎が自分の異様な姿が気持ち悪くて目元を隠してきたのだと察した。
鼎は突如、制御装置のブレスレットを外した。
「何する気だ!?鼎っ!!今のお前には何も出来ないはず…」御堂は叫ぶ。
制御から解き放たれたはずなのに、鼎は落ち着いていた。自ら制御しているらしく、口元しか見えないが辛そうな表情をしているように見える。
「…呪力には呪力ですよ…」
鼎は猛ダッシュで祭具に向かうと、宙に浮いた祭具を無理やり掴んだ。そして床に思いっきり叩きつけた。勾玉は一部欠けた。
祭具は再び攻撃態勢に入ろうとした。鼎は勾玉を再び掴むと強く握りしめた。自分の握力でもこんなに力は出ないのに、力が倍増されている。
勾玉はビキビキと音を立てた。祭具には細かい傷が入っていた。

御堂は鼎の意図を察した。

呪力には呪力ってそういうことか。鼎は終始辛そうだが、祭具の影響で鼎は力が倍増している異様な状態。
鼎は晴斗に言った。
「ダメージを与えることが出来た…晴斗、とどめを刺してやれ」
晴斗は二刀流で祭具に向かって強烈な一撃を加えた。
鼎の攻撃でダメージを受けた勾玉は晴斗の攻撃により、破壊された。


勾玉は破壊された。鼎は自分の顔のあらゆる部分にそっと触れてみた。仮面は元に戻っていた。
目元や口元は戻っている。

鼎は頭から被っていた布を外した。そこにはいつも通りの仮面姿の鼎がいた。
彩音は「元に戻って良かったよ〜」と嬉しそう。鼎は彩音にぼそっと呟いた。
「あの姿は気持ち悪かったけど…表情がある状態ってあんな感じなのか…」
鼎は事件以降は仮面姿が通常なので普通って何?状態。

ビル周辺に張られていた結界がようやく解かれた。


本部では宇崎がヒヤヒヤしながら戦況を見ていたが、なんとか破壊したのでホッとしたようだった。
「鼎のやつ、自力で制御するなんて…なんつーヤツだ…」
鼎は相当あの状態が嫌だったんだろうなと察した。
顔と仮面が一体化だなんて異常すぎる。まさか悪化が一気に進んで仮面の目元にまで影響するとか、誰が予想したのだろう。

宇崎はあの状態の鼎、本人には悪いけど表情があっていいなとか良からぬことを一瞬思ってしまった。
本人は相当傷ついてるかもしれないのに。

残りの祭具は3つ。Sランク祭具を破壊してから3日後、今度は高知にモノリスが出現した。これでモノリスは4つになった。
Sランク祭具は残りひとつ。剣だ。



呪いが進行した鼎さんがなんか可哀想すぎてな…。
まさかの仮面の目元にまで変化が及ぶという、非常事態。
想像したらちょっと気持ち悪いよ…。そりゃ本人落ち込むし、見られたくないわな。

鼎の待機場所が変わるやり取りは鮮明でした。

3日ぶりのTHE TIME,

話題:おはようございます。
昨日の拍手6個ありがとうございます。今日からおかんは仕事。3日ぶりにTHE TIME,を見た。

シマエナガちゃん見たの、3日ぶりってヤバい…。


この3日間、グッドモーニングなるくそつまらん情報番組を見せられていたので嫌でした。グッドモーニング→モーニングショーを見せられる苦痛よな。
モーニングショーの韓国押しがひどくて見てられんわ…。

なんならあの時間帯の情報番組はスッキリの方がいい。



昨日の記事で「たんけんぼくのまち」再放送のことを書いてましたが、後継番組のタイトルおもいっきり間違えてました。
「コノマチ☆スコープ」だった。漫画家のハジメが宇宙人のズビと一緒に町を探検する社会科の番組だな。地図を描くのも継承されてる。


昨日はおかんがいるにもかかわらず、堂々と部屋で天テレ見ながらゲームやってましたわ…。音量は下げてましたが。
おかんがトドのように寝てんだもんよ。

今日はビットだな。ピカパカパズルは楽しいが、たまにある間違い探しが何気にムズい…。
パズルは毎週みたいだけど、それ以外はランダムみたいだ…。番組表見たら今日生放送なのか…。

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